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5歳から11歳のワクチンに対する論文
2022.03.01
1か月程度で効果が激減
アメリカニューヨークのアルバニー大学が2022年2月28日に興味深い論文を発表しました。
2021年12月13日から2022年1月30日までにファイザー製のワクチンを受けた、12歳から17歳の852.384人、及び5歳から11歳の365,502人の抗体について研究。
感染予防効果について、28日から34日後には、12歳から17歳は56%にまで低下。
5歳から11歳については、なんと12%にまで低下。
ワクチン接種の有用性について、大人と子供で違ってくる可能性がある。
この論文は、書いている大学、執筆者もしっかりしており、さらに調査人数も大量にいるため、信頼に足る論文と評価できます。
その論文の中で、5歳から11歳までの抗体について、1か月で予防効果が12%にまで低下すると伝えています。
論文の結論としては、5歳から11歳までの感染予防効果の減退が早い。しかし、入院予防効果は比較的保たれた。基礎疾患、重度疾患のある子供はぜひ打つべき。しかし、ワクチンの継続性の重要性を理解した上で、家族で話し合って打つべきとしています。
今後も同様の研究が出てくると思いますが、結果が衝撃的だったので抜粋しました。
ただ、ニューヨーク州の子供のマスク着用や学級閉鎖、遠隔zoomクラスの数など、日本とは生活環境が違うので、日本で同じデータになるとは限らないかもしれません