村尾在宅クリニック

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コロナ感染者数が、大牟田で爆増しています

2022.08.08

大牟田市内のコロナの感染者数が爆増しています

大牟田では、8月に入り感染者数が増加しています。

具体的に、8月4日352名を始め、連日200名を超える日が続いています。

現在、COVID-19 による症状は、人によって異なりますが、ほとんどの感染者では軽度から中等度の症状であり、入院せずに回復します。

最もよくある症状:発熱、咳、倦怠感、味覚または嗅覚の消失

時折みられる症状:喉の痛み、頭痛、下痢、皮膚の発疹、または手足の指の変色、眼の充血または炎症

これに対して、当院でも発熱外来、往診で対応しております。

コロナの診断がついた場合は、初診料のみであとの投薬や往診代は無料になりますので、ご利用いただければと思います。

現在毎日往診が立て続けに起きており、時間通りにいかない状況です。そこだけご了承ください。

施設内クラスター

最近特に多くなったと感じるのが、『老人施設でのクラスター感染』です。おそらく大牟田の3割程度の施設から「助けて」と連絡をいただきました。

認知のある老人に対して、マスクをしてもらうのは難しいです。また、どこでも大声で話してしまうため、いつの間にか大量発生してしまいます。

本来はかかりつけ医が対応するのですが、施設の場合、そのかかりつけ医が人によってバラバラ。そのため、『施設丸ごと診てください』という連絡が当院にやってきます。

・グループホームや有料老人ホームでは陽性者等の部屋移動によるゾーニングが困難な場合がある。

・入所者のADL(日常生活動作)が比較的高い場合、食堂に集合して食事すること、個室と食堂・居間との行き来が自由であること、浴室やトイレが共用であることなどにより、一度感染者が出れば感染が拡大する可能性がある。

・高齢者等では明らかな病状を呈さないことや、症状を自覚しにくいことなどにより、健康観察が難しい。

などの問題点があります。

施設内スタッフもそれは十分理解しているので、マスクや感染防御は行っていても、現在の強い感染力のコロナに対して対応できないのが正直なところです。

よって、我々が介入した場合、まずは全員一斉の感染チェックを行い、感染状況を徹底的に把握します。そのうえで、必要な処置(点滴や薬剤投与開始)を行い、ゾーニングや換気の指導を行います。

ここら辺については、当院は救急医療に強いスタッフを揃っているので、得意とするところです。

最終的に、約2週間で正常化できています。その間は連日当院介入してお手伝いしている状況です。

コロナは、正しく対応すれば拡大を防げます。正しく対応しないでいると、ダラダラと感染が続いてしまう可能性もあります。

一度連絡いただければと思います。

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