コロナ感染に対する訪問診療

当院では、コロナ感染症患者さんに対して、訪問診療を行っております。

具体的に、発熱患者でコロナ感染と診断されている、もしくは予想される場合、初診時から訪問いたします。

訪問し、コロナ定性検査、採血検査の他、他に発熱の原因が考えられそうな場合はエコー検査や各種検査を追加します。

その後、全身状態に合わせて、内服加療や点滴加療、必要な場合は酸素投与などの加療を連日行います。

このような患者さんが、7月下旬現在、1日5組くらいのペースで相談の連絡があります。

当院には『コロナ感染専属チーム』を作っていますので、可能な限り早く対応させていただきます。

現在、救急車に連絡がつかなくなっていたり、入院はどこも難しい状況が続いています。

他の訪問診療の先生でコロナ対応が難しい（スタッフの体調などもあるので、人員や時間の問題も含めて）場合でも、対応可能ですので、悩まずにとりあえず連絡いただければ幸いです。

上記加療について、「コロナ感染症」と診断がついた場合、国は

『自宅や宿泊で療養等の期間中は、毎日、宿泊施設に配置された看護師等や保健所（又は委託を受けた者）が健康観察を
行うが、症状によっては、医療機関の受診が必要となる場合がある。この際、往診等によって、宿泊施設や自宅で診療を受けることも想定されるため、当該診療に要する費用の自己負担分について、公費で補助することとする』

⇒つまり、自己負担は無しになります。外来と同等の初診時のお金だけかかりますが、国は入院がパンクしても重症率を上げないように、しっかり金銭的な支援をしています。

あとは、当院のように、『コロナ感染専属チーム』を立ち上げることのできる、マンパワーがあるかどうかだと思います。

初診はこれまでと同様に、平日の17時までに限定させていただいています。毎日10組以上のコロナ患者に訪問しているため、当院のマンパワーが続く限り頑張りますが、土日の初診はマンパワーが足りず対応できておりません。

平日の17時までにお電話ください。

コロナ感染症は、ワクチンを打っていると重症化はしにくいと言われています。
しかし、コロナ感染をしてしまった場合、65歳以上の方、もしくは基礎疾患のある方は、抗コロナウイルス薬を内服、もしくは点滴してしっかり加療しないと命に関わってきます。

まずはお電話ください。大牟田の医療崩壊は当院が受け止めます。